【読書感想文】優生思想と「産む罪」について考えた、個人的な記録

この夏、あるテーマで2冊本を読んだ。そのテーマは完全に私のためのテーマで、一言で言うと、「障害のある人、またはそれに近い人が子供を産むことの是非」である。もちろん、権利という観点からするとそれは議論するまでもなく「産んでも良い」となる。か…

笙野頼子さんの唯一無二の強さー「海獣・呼ぶ植物・夢の死体 初期幻視小説集」

笙野頼子さんの本を読んだ。 先月、最新刊である『発禁小説集』が発行されたが、そちらではなく2020年に発行された文庫『海獣・呼ぶ植物・夢の死体 初期幻視小説集』の方である。 海獣・呼ぶ植物・夢の死体 初期幻視小説集 (講談社文芸文庫) 作者:笙野 頼子 …